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はじめに |
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遺言は、自分の意思を残された人々に伝えて、そのとおりに実現してもらうために作られる文書です。
実現してもらう意思は、人により様々ですが、遺言書の書式や内容が法令の定めに適している場合は、強い効力を有しています。
詳しくは、遺言できることに記載しますが、財物の処分に関する大概のことは、強制力があります。
でも、財産の分割方法を書くだけが、遺言書の役割ではありません。
遺言は、自分の愛情や心情を伝えるためにも、使うことができます。
遺言書に記載すべき事項には、
①書いてあると、法的に効力をもつもの
②書いてあっても、法的に効力がないもの
が、あります。
たとえば、「今、人生を振り返りながら遺言書を書いています。本当に君には感謝しています。結婚以来、ろくに愛情を表現することをしてこなかったが、心から愛しています。ありがとう。」などと、遺言書に書いてあるとします。
法的に効力があろうとなかろうと、そんなことに関係なく、遺族の方はうれしく感じると思いませんか。
遺言の機能を考えると、次の4つが考えられます。
- 自分の資産を、自分の家族の実情に合わせて、自分自身で配分を決定する機能
- 自分の意思や愛情・心情を、遺族や恋人・親友などに伝える機能
- 万一のときに、遺族がとまどわないように、また、相続トラブルで困らないように、予防する機能
- 遺言事項について、自分の意思を実現する機能
2番目の「自分の意思や愛情・心情を、遺族や恋人・親友などに伝える機能」が、これまであまり使われてなかったようですが、これからは、この機能に注目したいものです。
女優の澤村貞子さんのご主人が残した遺言書は、愛にあふれた遺言書として、話題になりました。
財産のあるなしに関わらず、年齢の老若に関わらず、もちろん男女に関わらず、自分の愛と心を伝える遺言を作っていただきたいと願っています。
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