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遺言とは
遺言は、自分の意思を残された人々に伝えて、そのとおりに実現してもらうために作られる文書です。
実現してもらう意思は、人により様々ですが、遺言書の書式や内容が法令の定めに適している場合は、強い効力を有しています。
詳しくは、遺言できることに記載しますが、財物の処分に関する大概のことは、強制力があります。
民法で定められている相続は、遺言による相続分の指定が第一に来ています。
つまり、まず亡くなった人の意思を尊重して相続を行いなさい、ということです。
次に、遺言がなければ、誰がどれだけの割合で遺産を貰うかは一応法律で決めますが、相続人達が一致して決めるのであれば自由に決めてもよいですよ、となっています。
最後に、相続人達の話合いがまとまらないときは裁判所が決める、となっています。
遺言を残すことが、最も相続をスムースに行う方法だと民法もみとめている訳ですが、なぜか、一般には法定相続分で相続するのが当然ということになっているように思います。
繰り返しますが、財産分与は遺言によることが基本であり、最良の方法です。
でも、財産の分割方法を書くだけが、遺言書の役割ではありません。
遺言は、自分の愛情や心情を伝えるためにも、使うことができます。
遺言書に記載すべき事項には、
@書いてあると、法的に効力をもつもの
A書いてあっても、法的に効力がないもの
が、あります。
たとえば、「今、人生を振り返りながら遺言書を書いています。本当に君には感謝しています。結婚以来、ろくに愛情を表現することをしてこなかったが、心から愛しています。ありがとう。」などと、遺言書に書いてあるとします。
法的に効力があろうとなかろうと、そんなことに関係なく、遺族の方はうれしく感じると思いませんか。
遺言の機能を考えると、次の4つが考えられます。
- 自分の資産を、自分の家族の実情に合わせて、自分自身で配分を決定する機能
- 自分の意思や愛情・心情を、遺族や恋人・親友などに伝える機能
- 万一のときに、遺族がとまどわないように、また、相続トラブルで困らないように、予防する機能
- 遺言事項について、自分の意思を実現する機能
2番目の「自分の意思や愛情・心情を、遺族や恋人・親友などに伝える機能」が、これまであまり使われてなかったようですが、これからは、この機能に注目したいものです。
女優の澤村貞子さんのご主人が残した遺言書は、愛にあふれた遺言書として、話題になりました。
財産のあるなしに関わらず、年齢の老若に関わらず、もちろん男女に関わらず、自分の愛と心を伝える遺言を作っていただきたいと願っています。
遺言がないために、遺産相続の争いが起きた話はよく聞くと思います。
反対に、遺言があったために遺産相続の争いが起きた話は、聞いたことがありません。
遺言は、相続トラブルを防ぐ最良の手段です |
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